2018年5月に左腎全摘後、半年に1回のペースで通院し、採血・採尿検査などを受けています。
その7年前には右腎の部分摘除を受けていますので、私の腎臓は左右合わせて4分の1程度の大きさにまで減少。残った腎臓が人工透析にならぬようがんばっている状態です。
もちろん毎日の食事制限は不可欠なので、検査の数値はどれだけ食事を気をつけているかの指標となります。具体的には塩分とたんぱく質の制限ですが、カリウムやリンの摂取にも配慮しているのは当ブログを見てもおわかりかと思います。
さて、腎臓の機能を測る指標にはどのようなものがあるでしょうか?
一回の採血・採尿で検査する項目は50種程度。そのうち、もっとも重要と思われるのはクレアチニンとeGFR。腎臓病の方もこれらの数値とのにらめっこだと思います。ちなみに、私の腎臓は体積が小さいため機能も落ちますが、厳密には腎臓病ではありません。腎臓病の方は、腎臓の体積でなく腎臓自体が脆弱なので、私より深刻な方々がたくさんいます。
そして、老廃物の意味では、尿素窒素と尿酸も気になる指標です。
今回はこの4つの項目について、過去5年の検査結果を整理してみました。
まずクレアチニンです。
左腎全摘術後の2018年5月には2.8mg/dLでした。その後、右肩下がりに減少し、2023年5月には1.7mg/dLとなりました。およそ4割の改善となり、自分でも大変驚いています。
eGFRの値についても、術後当初は21mL/分(慢性腎臓病と診断される目安は15mL/分以下)だったのが、5年後には35mL/分まで改善しました。
クレアチニンはたんぱく質の老廃物の指標ですから、腎機能が弱ければ老廃物が残り数値は高くなります。なので、数値は低い方が機能が高いことを示すわけです。一方、eGFRは腎臓のろ過能力を示すので、数値が高い方が機能が高いことになります。
今度は、尿素窒素を見ています。
尿素窒素はたんぱく質の最終代謝産物である尿素の量を表します。値が多少でこぼこしていますが、減少傾向にあり、もうすぐ正常値です。
尿酸は簡単にいうとプリン体ですね。
尿酸値は術後からあまり減っていません。先生には仕方ないと言われますが、痛風発症レベルなので気をつけたいとは思います。お水をたくさん飲むのが良いようですね。
それにしても、クレアチニンの改善には目を見張るものがあります。ヒトの内臓の潜在能力には驚きです。
腎臓を切除された同士の皆様はいかがでしょうか?
日頃から減塩や減たんぱくを心掛けていれば、腎臓の機能が上向くかもしれません。
50代の私でもそうなのですから、若い人ならなおさらでしょう。
一緒にがんばっていきましょうね!
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