無塩ケチャップを使って腎臓にもやさしい減塩ミートソーススパゲッティをつくってみた

減塩レシピ

私が出かける時はたいてい減塩弁当を持参しているのですが、先日、たまには外食しようとある大衆イタリアンレストランに行きました。

メニューには、各料理の栄養成分が載っており、なかなかちゃんとしたお店なのですが、全般に高塩分です。お目当てのミートソーススパゲッティも、スープ・サラダも込みのセットにすると4g以上の塩分があります。しかし、せっかくの機会なので注文してみました。よほど濃厚な味を予想しましたが、食べてみるとなんとも味気なく、素材のトマトもインパクトがありません。”塩分とおいしさは比例しない” ことをあらためて認識しました。

我が家でつくるミートソーススパゲッティは、塩分やたんぱく質に配慮することはもちろん、素材のトマトにもこだわった一品です。有機栽培のトマトを使用した「食塩不使用ケチャップ」と国産素材のホールトマトを使ってミートをつくります。減塩・低たんぱくとは思えないほど深みのあるミートソースです。

ミートソーススパゲッティの塩分量は、外食の場合3g以上はざらです。一方、我が家のそれは常に0.5g以下で、かつたんぱく質も控えめです。それでも満足感が得られるのは、やはりミートをつくるときに使うトマトケチャップの分量や具材のバランスにあると思っています。

以下、その材料や作り方をご紹介いたしますので、腎臓に疾患を抱える方、安心・ヘルシーにこだわりたい方は、ぜひ参考になさってください。

目 次

材料

まずは、ミートソーススパゲッティをつくるときの材料を以下にお示しします。
いつも多めに作り置きするため、サンプルは5人分になっていますが、必要に応じて按分してください。

【材料(5人分)】

スパゲッティ 70g
合挽肉 200g
たまねぎ 2個
にんじん 70g
しょうが 15g
しいたけ 2個
マッシュルーム 5個
ホールトマト 200g
トマトジュース 190g
食塩不使用ケチャップ 大さじ3
オリーブオイル 大さじ1
少々
あらびきコショウ 少々

スパゲッティの重量は70gとやや控えめですが、腎臓病のレシピ本には一人50gに設定されているものもあり、それに比べればボリュームはあります。

有機栽培のトマトを使用した「食塩不使用ケチャップ」

ハグルマの食塩不使用ケチャップが、我が家の減塩で美味しいミートスパゲッティを実現しています。
当ブログではお馴染みとなり、何度もご紹介させていただきました。その良さは多岐にわたりますが、まずお伝えしたいのがその素材です。化学肥料なしで栽培された有機トマトを100%利用し、しかも、無農薬・無化学肥料の畑で3年以上栽培したトマトを収穫しているというこだわり。そして、何より魅力なのが無塩・無添加です。無塩であるからこそトマトそのものの美味しさと適度な甘みを感じます。甘みを感じるのに、糖質は通常のものと比べて15%程度カットされています。

普通のケチャップから、無塩のケチャップに移行されるときは、それなりの覚悟は必要でしょう。やはり塩分は感じませんし、トマトの甘みや旨味が強調されますので、やや違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

食塩不使用ケチャップについては、過去のレビューでも紹介していますので、気になる方はこちらへお立ち寄りください。

つくり方

①スパゲッティを茹でるときに、お湯に塩を入れない。
②ミートソースをつくるときに、無塩ケチャップを使用する。
③スパイスがほしいときは、タバスコで調整する。

塩は極力使わず、ミートソースのベースとなるトマトにこだわることで、素材の美味しさを利用しています。食塩不使用ケチャップだけでなく、国産素材のホールトマトを使うこともまた安全・安心をもたらします。

【手順】
①フライパンにオリーブオイルをひいて熱し、しょうが、たまねぎ、にんじんを中火で炒めます。
②野菜がしんなりしたら、キノコ類と合挽肉を入れて炒めます。
③合挽肉に色がついたらホールトマト、ケチャップ、トマトジュースを入れ、塩・コショウを控えめに入れて煮込みます。
④鍋にたっぷりの水を入れて沸かし、スパゲッティを塩を入れずに表示時間どおりに茹でます。
⑤スパゲッティの水気をきり、器に盛りつけミートソースをのせて完成です。

栄養成分値(1人分)

エネルギー 塩分 たんぱく質 カリウム
543 kcal 0.4 g 11.8 g  541 mg

塩分は0.4gとやり過ぎなくらいに低いです。外食パスタとは桁が違います。たんぱく質も約12gですから、全くもって問題ありませんし、もう少し増やしても良いくらいです。野菜をふんだんに入れるので、カリウムは少々高めでしょうか。カリウムを気にされる方は、トマトジュースの使用を控える、たまねぎを少なめにする、しょうがを使わない、といったことで削減できます。

食べるときはたいていタバスコでスパイスを調整します。タバスコにも塩分が含まれますが、量も少ないですし、ばらつきもあるので、ここでは記載しません。粉チーズもあるとやはり美味しくなりますが、新たにたんぱく質摂取の問題が出てくるので、かけ過ぎないよう注意したいところです。

(これはかけ過ぎかな・・・)

健常だった頃と違う点は、ミートソースに使用する塩コショウの量、ケチャップの種類、スパゲッティの量(以前は100g使っていた)くらいでしょうか。以前のレシピでも塩分は1.5gを下回り、塩分はもともと控えめだったことがわかりました。

そう考えると、外食パスタの塩分はいくらなんでも高すぎです。どうしたらあんなに食塩を使えるのか、不思議でたまりません。

おわりに

以上、我が家の減塩ミートソーススパゲッティを紹介させていただきました。

肉は少ないですが、野菜をたくさん使い、見た目にゴロゴロとしたミートソースです。塩分はかなり低く、その代わりに素材の味が前面に出ています。外食で中途半端なスパゲッティを食べるよりは、このお家パスタの方が私はずっと好きです。

私は、毎食汁物が必要な人なので、パスタの塩分をおさえた分、コーンスープなどを頂くことが多いです。もしパスタだけで食べるなら、もっと塩分を加えても良いでしょう。ご自分の属性に応じて、材料の配分を変えることや、塩コショウを加減するなど、いろいろと工夫されることをオススメいたします。

このような低い塩分にもかかわらず満足感をもたらしてくれるのは、食塩不使用ケチャップのおかげだと感じています。この大さじ3杯分の効果はかなり大きいです。

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