今回は書籍のご紹介です!
腎臓病の本といえば食事に関するものが多いです。
気を付けるべきは塩分とたんぱく質
これらを摂り過ぎると腎臓に害を及ぼしますので、通常より減らす必要があります。
つまり、食事制限です。
せっかくなら食事制限も楽しみながらやりたいですよね。
カラー満載で見ていて楽しい本がいろいろと出ていますので、「関連書籍」のコーナーで随時紹介していきたいと思います。
今回紹介するのは食品成分に関しての本です。
目 次
腎臓病の人のための早わかり食品成分表
本ブログでときどき紹介する料理の食品成分は、主婦の友ベストBOOKS社の「腎臓病の人のための早わかり食品成分表」に基づいています。
栄養士さんから最初にすすめられた本は、FOOD&COOKING DATA社の塩分早わかりでしたが、塩分だけでなく他の成分も一緒に知りたいとの考えでリサーチしたところ、この本がヒットしました。
これが買ってみて大正解!
各食材のきれいな写真とともに、エネルギー、たんぱく質、塩分、カリウム、りん、水分が詳しい数値で示されています↓
「さんま1尾には結構たくさんのたんぱく質が入っているんだ~ フムフム・・・」
といった感じで見ることができます。
肉、魚、野菜、果物、海藻、乳製品、豆製品などなど
ジャンルごとに主要な食材の平均的な成分が載っています。
さらに、資料編①ではジャンルごとに1kcalあたり(または100gあたり)の成分もランキング方式で載っていて、肉どうしあるいは野菜どうしで比較することができます↓
「さんまってたんぱく質多いって思ったけど、魚介類のなかでは多い方ではないんだ~ てことは、魚はもともとたんぱく質が多いんだな~ フムフム・・・」
なんて感じで、とてもわかりやすく編集されています。
所感
我が家ではもっぱらオホホのバアバ(そらまめの母)が料理担当ですが、この本を見ながら毎日の栄養管理をしてくれています。
いまや我々にとってなくてはならない一冊となりました。
はじめのうちは感覚がつかみにくい部分もありました。
例えば、主食となる白米ごはんと食パン
かたや茶わん1杯分(150g)、かたや6枚切り1枚分(60g)の成分量を示していて、基準となる重量やカロリーがだいぶ違います。
数字が苦手な母はしばしば頭を抱えていました。
「摂取する量を守りつつ必要なカロリーを保つにはどうすればよいの?」
といった感じで・・
けれども、上述したように巻末にはカロリー当たりの成分表がジャンルごとに載っていますので、本編とそれらを合わせて見ることで理解できるようになったとのこと。
主要な食材はすべて本に載っているので、不足を感じることはいまのところありません。
そらまめが大好きなカワハギは載っていませんが・・ww
そういうときは、同類の魚の成分値を引用すれば良いのです。
カワハギはフグの仲間ですから、1kcalあたりたんぱく質0.23gを使えばそう大きくは間違っていないでしょう。
ていうか、カワハギってたんぱく質多いんだ・・・(;^ω^)
追記
腎臓病になると毎日のケアがとても重要になってきます。
元気だったときのように外食ばかりというわけにはいきません。
日々の栄養管理を怠らず、自分の体とうまく付き合っていきたいものです。
本書には資料編②というセクションもあります。
ここには加熱した後の食品の成分値が載っており、これもなにかと便利です。
野菜はゆでるとカリウムやリンなどが湯の中に溶け出すので、適切な栄養管理のためにはこういった情報も必要になってきます。
興味をお持ちでしたらぜひ読んでみてください。
それではまた次回。
なお、この本で使われている栄養成分値は、科学技術庁資源調査会編「五訂増補 日本食品標準成分表」を基に平均的な数字で表したものです。
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