腎臓を患う人や健康を気遣う人にとって、外食の際に気になることの一つが塩分の量。
特に、ラーメンやちゃんぽん麺といった麺類は、一般的に塩分が高く敬遠されがちです。
健康志向の昨今、外食産業でも積極的に減塩を取り入れてほしいものですが、現状はあまり多くありません。自宅では再現の難しいお店の味を減塩で味わえたら良いのにな~と常々思います。
そんな中、長崎ちゃんぽんの専門店「リンガーハット」が減塩商品が扱っていることを知りました。ホームページで商品の塩分を調べたところ、外食的には合格ライン。口コミの評価も良いので、早速食べに行ってみました。
塩分やたんぱく質などの情報も併せて食べてみた感想を詳しくレビューします。
目 次
リンガーハットとは?
リンガーハット(Ringer Hut)は、全国に約600店舗を展開する長崎ちゃんぽんの専門店。長崎ちゃんぽんのほかに、長崎皿うどんや餃子なども提供しています。
太くてコシのある特製麺に旨みのある鶏・豚骨スープとたっぷりの野菜が特徴で、使用する野菜や小麦をすべて国産にするなど、おいしさだけでなく安全にもこだわるお店です。
東証1部にも上場する大きな企業を母体として運営されています。
リンガーハットの減塩メニューと栄養成分値
リンガーハットで利用できる減塩メニューは、減塩・長崎ちゃんぽんと減塩・長崎皿うどんの2種類。
減塩・長崎ちゃんぽんは、通常の長崎ちゃんぽんと比べスープの塩分を30%カットした、麺と具材の量はそのままの商品です。単品の料金は、通常のものより50円高い700円(税込)で、麺1.5倍(+50円)、麺2倍(+100円)、低糖質麺(+100円)のオプションも選べます。なお、リンガーハットの低糖質麺とは、小麦粉の使用量を減らすなどして糖質を約30%カットした麺のことです。
各商品の栄養成分を下表に示しました。
減塩・長崎ちゃんぽんに含まれる塩分は4.6gで、おいしさを損なわない程度に減塩されています。オプション麺の塩分を見ると、低糖質麺の減塩ちゃんぽんでは変わらず4.6gですが、増量麺だと塩分が6g超となり、たんぱく質の量も当然高くなります。
商品名 | エネルギー | 食塩相当量 | たんぱく質 | 炭水化物 |
長崎ちゃんぽん | 642kcal | 7.1g | 21.9g | 83.4g |
小さいちゃんぽん | 391kcal | 5.8g | 14.0g | 44.3g |
減塩・長崎ちゃんぽん | 635kcal | 4.6g | 22.1g | 82.7g |
低糖質麺・減塩・長崎ちゃんぽん | 818kcal | 4.6g | 26.0g | 83.0g |
減塩・長崎ちゃんぽん(麺増量1.5倍) | 591kcal | 6.5g | 28.5g | 115.6g |
減塩・長崎ちゃんぽん(麺増量2倍) | 982kcal | 6.7g | 33.9g | 147.7g |
減塩・長崎皿うどんは、通常の皿うどんと比べ餡の塩分を25%カットし、麺の量を半分に減らした商品です。単品の料金は通常のものより60円高い740円(税込)で、麺2倍(+100円)もオプションで選べます。
各商品の栄養成分を下表に示しました。
減塩・長崎皿うどんに含まれる塩分は4.5gで、たんぱく質も14.1gと、腎臓を患う方などにも安心の数値です。小さい皿うどんはボリュームが控えめで、実は減塩皿うどんよりも塩分が少なく、料金も500円(税込)と安いです。少食の方や小腹が空いた方にはこちらもオススメできます。
商品名 | エネルギー | 食塩相当量 | たんぱく質 | 炭水化物 |
長崎皿うどん | 720kcal | 6.3g | 16.1g | 81.5g |
小さい皿うどん | 466kcal | 3.7g | 10.6g | 43.7g |
減塩・長崎皿うどん | 536kcal | 4.5g | 14.1g | 58.7g |
減塩・長崎皿うどん(麺増量2倍) | 965kcal | 6.6g | 20.2g | 115.8g |
一方、上の表を見るとわかるように、小さいちゃんぽんは、小さい皿うどんと違って、減塩商品よりも塩分が多いです。小さいちゃんぽんを減塩すれば、たんぱく質の低減と一石二鳥を図れますが、残念ながらそのような注文はできません。
なお、リンガーハットの減塩商品はロードサイド店舗に限られ、フードコート店舗などでの扱いはないのでご注意を。
※リンガーハットの栄養成分・アレルギー情報をもっと詳しく知りたい方はこちら
減塩・長崎ちゃんぽんを実食した感想
今回は、減塩・長崎ちゃんぽんを注文しました。
麺増量は無し。低糖質麺は、成分を見る限りメリットがよくわからず、通常の麺にしました。
数年ぶりに食べるリンガーハットのちゃんぽん麺。減塩スープの色はこんな感じで心なしか薄めです。
野菜などの盛り方は通常のものと変わりありません。野菜がたっぷりと入り、豚肉や魚介類も適度にバランスよく入っています。
スープを口にふくむとやはりあっさりとした味わいです。明らかに塩分は少ないですが、旨みはしっかりとした印象です。麺はお店本来のコシのある太麺で食べ応えは十分です。
スルスル飲めちゃうスープなので油断すると完まくしてしまいそうですが、ここは我慢!減塩商品とはいえ塩分4.6gはそれなりの数字です。このとおり、半分くらいは残しました。
摂取した塩分を試算してみました。
減塩・長崎ちゃんぽんの食塩相当量は4.6g。麺とスープの各塩分の詳細はわかりませんが、仮りに麺を2.0gとすればスープと具材で2.6g。具材の塩分がごく少量ならば、スープ半分で塩分は約1.5g、麺と合わせればトータル3.5gくらいでしょうか。
あくまで概算ですが、外食麺でこの程度ならありがたいです。
ちなみに、レジ会計は楽天ペイで支払いました。QRコード決済は、楽天ペイのほかにもpaypay、Line Pay、メルペイが使え、このほか楽天edyなどの電子マネーも使えるようでした。
まとめ
リンガーハットでは、減塩の長崎ちゃんぽんや長崎皿うどんを扱っている店舗があり、あっさりとしたテイストを楽しめます。
減塩・長崎ちゃんぽんはスープの塩分を控えただけなので、お店本来のおいしさが保たれており、減塩にこだわる人、健康に気を使いたい人は試す価値があるでしょう。
以下、記事の要点をまとめました。
気になった方はぜひお近くのお店まで食べに行ってみてください。
②減塩・長崎ちゃんぽんはスープの塩分を30%カット、減塩・長崎皿うどんは餡の塩分を約25%カット。
③料金はオリジナルよりもやや高い。
④減塩メニューの扱いはロードサイドの店舗のみ。
⑤減塩・長崎ちゃんぽんはスープはあっさりだが、風味はオリジナルと変わらない。
⑥使われている野菜や小麦は国産100%。
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