今回は、食塩不使用のレトルトカレーを食べてみた感想をご紹介いたします。
通販では最近、塩分控えめのカレールーをよく見かけますが、今回紹介する塩ぬき屋のカレーは食塩を一切使っていない無塩のレトルトカレーです。
”食塩不使用”と聞くと、かなりハードルが高く感じ、本当においしいのか?健康のために無理し過ぎではないか? などと考える方も少なくないと思います。
私も減塩食品は常日頃から食べているものの、無塩の食品をそのまま食べるのにはやや抵抗を感じました。そこで、今回はバーモントカレーと混ぜてみて、果たしておいしいのかどうかを確かめましたので、よろしければご覧ください。
目 次
国内初!食塩不使用のレトルトチキンカレー
日本初の食塩不使用レトルトカレーは以下のパッケージです。
開発したのは無塩・減塩ブランドの“塩ぬき屋”。食の安心と安全にこだわり、多くの減塩・無添加食品を手掛けてきた塩ぬき屋さんは、食塩を使わないカレーまで作ってしまいました。
他のレトルトカレーと栄養成分を比べてみましょう!
食塩不使用チキンカレー<辛口> | 銀座チキンカリー<中辛> | ボンカレーゴールド<辛口> | |
1袋(1食分) | 172g | 180g | 180g |
エネルギー | 260kcal | 146kcal | 160kcal |
たんぱく質 | 10.5g | 7.0g | 4.5g |
脂質 | 15.7g | 5.9g | 4.5g |
炭水化物 | 20.0g | 15.8g | 20.5g |
食塩相当量 | 0.17g | 2.7g | 2.5g |
リン | 157.9mg | ー | ー |
カリウム | 870.3mg | ー | ー |
食塩不使用チキンカレーは、食塩を全く添加していませんが、素材本来のナトリウム分が含まれますので、食塩相当量はゼロにはなりません。とはいえ、その量は脅威の0.17gでして、銀座チキンカリーやボンカレーゴールドと比べて15分の1以下という少なさです。
ところが、たんぱく質や脂質といった成分は本品の方がむしろ多く、カロリーも高めなので、ここは注意したいところです。公式ページを見ると、食塩を使わない分、鶏肉、トマト、昆布、シイタケ、鰹節といった素材を使っておいしさを最大限に引き出す努力をしているとのことなので、そういったことが関係しているのかもしれません。
バーモントカレーと混ぜて食べてみた!
一度は、単独で食べることも考えましたが、なにせ初めてですし、公式ページのレビューの中に商品そのものへのシビアなコメントもいくつか見つけましたので、今回は無理をせず、市販のカレールーとミックスして使うことにしました。
できるだけ塩分を減らすため、市販品の中でも塩分が少ないハウス・バーモントカレーを使用しました。
【材料(2人分)】
牛こま肉 | 100g |
たまねぎ | 85g |
にんじん | 40g |
じゃがいも | 40g |
おろしにんにく | 少々 |
おろししょうが | 少々 |
サラダ油 | 小さじ1杯 |
水 | 250cc |
低たんぱくヨーグルト | 大さじ1杯 |
はちみつ | 大さじ1/2杯 |
バーモントカレー<辛口> | 19g |
食塩不使用チキンカレー<辛口> | 86g(1/2袋) |
【エネルギー等(1人分)】
エネルギー | 塩分 | たんぱく質 | カリウム |
620kcal | 1.1g | 16.6g | 525mg |
バーモントカレー半皿分に食塩不使用カレー1/4皿分のルーを足して1人分としました。
実食してみると、バーモント単独で食べるよりも甘さやコクがありおいしくなっています。ヨーグルトやはちみつも加えたのでまろやかさもありました。ミックスカレーにはなりましたが、無塩カレーの効果は大きく、1食分の塩分は1.1gとかなり抑えられました。
おかわりしたいくらいでしたが、たんぱく質はそれなりに入っているのであきらめました。
パッケージには、小さく「辛口」と書かれていますが、食べてみるとそれほど辛く感じません。
いろいろな材料を混ぜたからかもしれませんが、辛さが足りず唐辛子をふって食べたほどです。
公式レビューでは、“辛過ぎ”というコメントも散見されますが、私にはもう少し辛い方がありがたいくらいでした。
おわりに
以上、食塩不使用のレトルトチキンカレーをご紹介しました。
そのまま使ってもよいのでしょうが、おいしさを求めるなら市販のルーなどと混ぜて使った方が無難でしょう。
無理をして無塩で食べなくても、減塩でおいしく頂ければそれに越したことはありません。
なお、たんぱく質やカリウムの制限のある方は、ご自分の制限量を踏まえ調整されるようお願いします。
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