塩分を控える我々にとって、「だし」は調理におけるとても重要な要素です。
当ブログでもこれまでいくつかのだし商品を扱ってきましたが、今回は、ニビシ醤油の「減塩白だし」を取り上げます。ニビシ醤油の商品では「減塩ゆずぽん酢」が私のお気に入りで、飽きのこない自然な味わいが好きです。そのニビシさんから減塩白だしが発売されていることを知り、今回はじめて購入してみました。
塩分40%カットと適度な減塩でしかもしっかりとした味わいがあり、使い勝手のよい調味料に思いましたので、ここで紹介させていただきます。自分が使ってみた感想に口コミを交えて紹介しますので、興味のある方はぜひ最後までお読みください。短いので2,3分でお読みいただけます。
目 次
白だしとは?
まず基本的な「白だしとは何ぞや?」について押さえておきたいと思います。
白だしは、昆布やかつおぶし、しいたけなどから取るだし汁に、しょうゆ、みりん、砂糖などを加えてつくられた調味料です。白しょうゆや薄口しょうゆを使用しているので、見た目に透明感があり、うどんや茶碗蒸し、だし巻き卵、煮物など薄色で上品に仕上げたい料理に適しています。それ自体がしっかりと味付けされていますので、白だしさえあれば簡単に味が決まる優れものです。
ニビシの減塩白だしの特徴
白だしの原材料は、メーカーや商品によってそれぞれ異なります。ニビシの減塩白だしの原材料は以下のとおりです。
塩分は、ニビシ醤油のノーマルな白だし「料亭白だし」に比べ食塩分を40%カットしています。減塩以外のメリットは、国産のだしが使われていることです。鹿児島県枕崎産のかつお節に、国産のしいたけが使われています。国産しいたけの一番だしに、昆布・かつお・さばの旨味を合わせた、ぜいたくな白だしです。
ニビシ 減塩白だし | ニビシ 料亭白だし | |
内容量 | 360mL | 500mL |
エネルギー | 40kcal (6kcal) | 42kcal |
たんぱく質 | 3.0g (0.45g) | 3.5g |
脂質 | 0.0g (0.0g) | 0.0g |
炭水化物 | 7.0g (1.05g) | 7.1g |
食塩相当量 | 10.7g (1.61g) | 18.0g |
カリウム | 2000mg (300mg) | データなし |
標準価格(税込) | 410円 | 469円 |
※栄養成分の数値は100mLあたり。カッコ内は大さじ1杯あたりの量
減塩商品なので賞味期限が気になるところですが、未開栓の状態で製造日より18ヶ月と減塩にしては結構長く持ちます。ただし、開栓後は必ず冷蔵庫で保存し、早めに使い切るようにしましょう。
関連サイトから口コミをピックアップしてみますね。
★★★★★ 主人の血圧管理の為、食事を減塩にする事になりました。また同じタイミングで、父も腎臓病に・・・ 私も仕事をしており、少ない時間の中どうやって減塩していいか分からず、途方に暮れていましたが、このサイトを見つけて少し希望がわきました。色んな減塩調味料を駆使してなるべく美味しく減塩できそうな気がしてきました。この白だしは、味に深みがあって美味しいですし、どんな料理にでも使えるので非常に便利です。かなり濃縮されているので、使う分量さえ気をつければ美味しく、減塩できそうな商品。
★★★★★ 減塩でもだしとして通常品に見劣りしない味です。西日本のメーカーではよくある比較的淡めの色のだしつゆ。物が来て、早速試しにうどんを作ってみましたが、このだしと減塩薄口醤油を合わせて作ったうどんつゆは、あっさりめながらだしが効いて美味でした。他にも煮物、卵かけご飯など重宝しております。関東の住人にとっては、西日本のメーカーの調味料を使うと、普段のだしとちょっと違う風味になる、いつもの卵かけご飯と少し味が変わる、そういう変化も楽しめますよね。減塩の効果も含めて、使い終わったらリピート購入するかなあと考えています。個人的には関東の濃いめの色をしただしつゆよりも好みですが、それを含めても、十分におすすめといえるものですね。
★★★★★ 白だしは便利で重宝なのですが、普通のは塩分が意外と高め。減塩白だしを探していて、こちらを見つけました。安心して使えるので、うれしいです。減塩を意識させない、しっかりしたお味です。やっぱり白だしは、便利です。
★★★★★ リピです。容量が少ないのですぐなくなります。1Lタイプとかあればうれしいです。又ゴミ出しに瓶だと重いし、メーカーさん!作って下さい。
以上、各サイトの参考になった人の数が多かったコメントを抜き出してみました。
こうしてみると、無塩ドットコム、Amazon、楽天市場、いずれにおいても満点に近い評価が得られています。減塩だしにしては味がしっかりしているのと、使い勝手の良さが高評価につながっているようです。
デメリットをあえて挙げれば、口コミにもあるように容器が360Lのガラス瓶に限られていることでしょうか。それと、先ほどの栄養成分表をみてもわかるように、カリウム値が案外高いので、腎臓疾患の方やカリウムの摂取制限を受けている方は、きちんと確認したうえで使うようにしてください。
減塩白だしを使ってみた感想
まずは煮物の定番、肉じゃがに使ってみました。
最初はこの白だしに全てをかける勇気がなく、白だし半分に減塩醤油、みりん、砂糖を加えて味付けしました。すると、いつもより品の良い味わいとなり、見た目も白っぽく素材そのものの色が映えます。ひと口目からおいしさを実感できたので、次回は白だしだけで味付けしてみても良さそう。
次に使ってみたのがカレーうどん。
普通のうどんの方が効果がわかりやすそうですが、うちでは前日のカレーの残りを使ったカレーうどんをよく食べます。いつも下味には減塩のだしつゆを使っていますが、今回は白だしで代用してみます。すると、だしつゆから白だしに変えるだけで、大きな味の変化を感じました。白だしの方がマイルドに仕上がり、よりうどんらしい味になります。このマイルドな味には、”しいたけのだし”が大きく効いているように思いました。
減塩カレー+減塩白だしで1杯の塩分が1.8~2.0gに抑えられますので、スープを完まくしても罪悪感がありません。
定番の茶わん蒸しもやってみました。
減塩白だしだけで味付けしたところ、しっかりとだしが効いているので、十分においしくいただけました。ただ、茶わん蒸しの場合は甘さも大事なので、砂糖を足した方がもっと良くなるかもしれません。
なお、各料理に使う際の希釈倍率は、下記ラベルの記載を目安にできます。
と、このように、今のところまだ数回しか使っていませんが、口コミに書かれているのとだいたい同じような印象を持ちました。減塩でも十分味に満足でき使い勝手もよいので、料理が苦手という方にもオススメできます。
おわりに
ニビシの減塩白だしは、塩分40%カットと適度な減塩でしかもしっかりとした味わいがあり、とても使いやすい調味料とわかりました。
マイルドで旨味のあるだしを武器として、あらゆる料理に使える優れものです。白だしが味の大部分を決めてくれるところもあるので、料理を苦手とする人ならなおさら重宝するに違いありません。
調味料全般に言えることですが、料理に使う際には計量スプーンなどできちんと量り取るよう心掛けてください。減塩だからといって分量を守らなければ高塩分、高カリウムとなってしまいます。自分の守るべき量を確認してから使うようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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